このIRがすごい!上場企業2017(前編)

誰かが言った。IRは文学であると。
さらに誰かが言った、
企業は小宇宙であり、IRはそれを覗き込む窓だと。
クソ企業の窓覗いてみ?ぐっちゃんぐっちゃんだから。生活感あふれてるからと。
色んな意味で震えるIRを独断と偏見で紹介する「このIRがすごい!
「星の数=心が震えた度合」となっております。

★★★三重銀行
本日の報道について(2017/01/05)

受賞記事

<寸評>
読売新聞の三重銀行と第三銀銀行の統合交渉報道に三重銀行がIRで反応。
内容は「当行として発表したものではございません」と紋切り型のあれです。
しかしこのPDFファイルのプロパティに「リークプレス週明け報道」の文字が。

なんだよこの茶番劇。自分からメディア方面にリークしてんじゃん。
8時40分に発表されたリークプレスの文言は、市場参加者の物笑いの種にされた挙句13時15分に消されました。
その後、9月15日に発表された経営統合持株会社は小島聡式計算法により「三十三フィナンシャルグループ」という社名に。
「3+3は6じゃないぞ。オレたちは3+3で33だ。10倍だぞ10倍」

★★★日本トリム 
業績予想の修正に関するお知らせ(2017/01/30)


受賞記事

<寸評>
電解水素水整水器を販売する日本トリムが国民生活センターにお怒りです。
国民生活センターが発表した資料による風評被害で業績に悪影響が出たとのこと。
かねてより水素水関連の誹謗中傷や風説の流布には厳正に対処すると宣言していましたが、その矛先が国民生活センターであっても日本トリムにも関係ありません。
吹けば飛ぶような当サイトも厳正な対処を頂戴しました。
水素水だろうと電解水素水だろうとほぼ水だそうですし、もう水に流しませんか。
伊藤園さんを見習って欲しいものです。

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★★★デジタルデザイン
東京証券取引所への「改善報告書」の提出に関するお知らせ(2017/02/08)

受賞記事

<寸評>
上場企業だからと言ってみんなまともだと思って貰っては困ります。
デジタルデザインが過去の不適正開示を行った経緯を語る改善報告書は、本当に子供の言い訳みたいなものでした。
再発防止どころか今度はどんな再発をやらかすのか期待が高まります。

★★★コロワイド
「現在SNS等において弊社社内報の一部が拡散されております件」について(2017/02/24)

受賞記事

<寸評>
コロワイドの社内報に記載された蔵人金男会長のコメント「生殺与奪の権は私が握っている」が話題に。
「未だに挨拶が出来ない馬鹿が多すぎる」
「個人的に張り倒した輩が何人もいる」
「私が嫌いで、嫌悪感すら感じるのだろう」
「そのアホが、何故会社にいる?」
まさに「コロ(す生かすは)ワイ(の一存で決まるんや)ド」ですね。
しかし、流石のコロワイドもSNS上の炎上に「今回はその本来の意図が伝わらず、お騒がせする事態となりましたことを、 深くお詫び申し上げます」とIRで火消し。
生殺与奪の権の社内報の結びの文言「昼飯時間は、11:30~13:00迄に済ますこと」が、良い味を出しております。

★★★★DeNA
第三者委員会の調査報告書(2017/03/11)

受賞記事

<寸評>
WELQ問題に端を発するDeNAの第三者委員会調査報告書。
276ページの大作で、要約版でも34ページあります。
キーワードは永久ベンチャー、コミュニケーション不全、PMI(ポストマージャーインテグレーション)、法務デュー・デリジェンス。
そして隠れキーワードは地獄の黙示録のカーツ大佐。
人を見る能力がなかったDeNAにWELQを売り付けた村田マリさんによる感動の逃げ切り劇。

★★★★東芝
・「今後の東芝の姿について」のお知らせ(2017/03/14)

受賞記事

<寸評>
不正会計問題の東芝を東京証券取引所はどう片を付けるのか。
どうしても上場廃止したくない・させたくない・どうせしないんだろうという雰囲気が漂うなか、東芝から発表された新生東芝ポエム。
それはそれは不正会計のように胡散臭い夢物語で、その実現に「チャレンジ」が必要不可欠な内容で失笑を買いました。極めつけは「人と、地球の、明日のために。」

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まず自分を何とかしろよと、多くの市場参加者が突っ込みを入れました。

★★★★モルフォ
特別調査委員会の調査報告書について (2017/03/17)

受賞記事

<寸評>
従業員75人のモルフォが役員と社員の計10人で仲良くインサイダー取引した件で特別調査委員会の調査報告書を発表。
その中身は「証券監視委の調査手法の合理性には大いに疑問がある」とけんか腰。
複数の役職員が審判手続等で証券取引等監視委員会の認定を争う意向を表明。
ナメられる証券取引等監視委員会。どっちも頑張れ。そしてどっちも仕事しろ。

★★★★★くらコーポレーション
ネットニュースの記事内容につきまして(2017/04/14)

受賞記事

<寸評>
独特の買い煽り・売り煽り文化を醸成し今もそれなりの影響力を保ち続けるヤフー掲示板。
2012年から2013年にかけて出現した謎の爺さんミハイル・ジョウダンの活躍が懐かしいくもあります。
そのヤフー掲示板の書き込みに、くらコーポレーションが情報開示請求するも棄却された件が報道され、画像プレスリリースで経緯と見解を表明。

「掲示板を通じ何度も投稿される方に説明を試みましたが、その間IR担当者に対する侮辱もあり、こ れ以上の匿名での誹謗中傷は、看過できないと判断」「やむを得ず本人確認のため情報開示請求を申し立てに至りました」
今では市場参加者もまともに取り合わない掲示板の住民と会社ぐるみでやり合ったようです。
腐ってもヤフーというより、争いは同じレベルの者同士でしか発生しない。

★★★Aiming
弊社従業員の逮捕に関するお知らせ(2017/06/21)

受賞記事

<寸評>
「剣と魔法のログレス いにしえの女神」運営、Aimingの従業員がユーザーアカウントを勝手に他人に売り飛ばして逮捕。
ユーザーではなく運営による売り飛ばしに衝撃が走りました。
ただし、発表は株主総会の翌日という用意周到ぶり。
規約に「会員は、プレイヤーデータの全て又は一部を営利目的で第三者に貸与、販売、転売し、現金並びに電子通貨を含むその他の財産的価値を得てはならないものとします。」とあります。
まずは運営が守らないと話になりません。


★★★★★アクロディア
当社の風評に関する調査と顧問の就任について(2017/06/30)

受賞記事

<寸評>
アクロディアが筆頭株主の田邉勝巳弁護士について、反社会的勢力という風説の流布について虚偽と判断した旨を発表。

当初の理由は、
「当社役員が所管の警視庁組織犯罪対策部担当課を訪問し、当社に係る風評被害について相談をするとともに、当該大株主が反社会的勢力か否かについて確認をしましたところ、当該大株主は平素から警察行政に深い理解を持ち協力している人物として警視庁から感謝状を複数回にわたり拝領している人物であることが判明し、かつ、反社会的勢力とは関係が無い旨の回答を得ました」
でしたが、
その後、理由は
「念のために、警察当局、検察官経験者などの法律実務家、危機管理会社、反社会的勢力調査会社の力もお借りして、当社内部の者やいわゆる大株主等について、厳正かつ慎重な調査を行いましたが、その結果、当社及び当社の大株主その他の関係者に反社会的勢力に属する者または関係する者は全くいないことが判明いたしました。したがいまして、そのような風評は虚偽であることをここに断言いたします」
に変更されました。

★★★★ベイカレント・コンサルティング
フューチャー 訴訟の提起に関するお知らせ(2017/08/04)

受賞記事

<寸評>
ベイカレント・コンサルティングの従業員、産業スパイとして訴えられる。
2016年は上場3ヶ月で大幅下方修正と社長辞任の上場2ゴールを記録、2017年はスパイ活動疑惑。
2018年の活躍も期待してしまいます。


★★★★★積水ハウス
分譲マンション用地の購入に関する取引事故につきまして(2017/08/02)

受賞記事

<寸評>
積水ハウス、地面師に63億円の大金を持ち逃げされる。
「ナニワ金融道」というより「クロサギ」みたいな話です。

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その後、積水ハウスはひっそりと55.59億円の特別損失を計上。
クソ物件オブザイヤー2017では2位を獲得。
積水ハウスの担当者はその後どうなったのか不明。

★★★★★ハウスドゥ
弊社フランチャイズ・チェーン加盟店の運営会社の契約社員の逮捕について(2017/09/05)

受賞記事

<寸評>
「金を用意しないと誘拐する」
ハウスドゥのフランチャイズ加盟店の契約社員が顧客から現金を脅し取ろうとして逮捕。
犯人の髪型は期待通りのツーブロック。
ちなみにハウスドゥでは3月にもハウスドゥのフランチャイズ加盟店の社長が管理物件に住居侵入して逮捕されています。
このペースですと、2018年春あたりに震えるお知らせが届きそうです。
クソ物件オブザイヤー2017では4位を獲得。


★★★★★ジャフコ

ICOソリューションと仮想通貨取引所を提供するテックビューロがジャフコとインフォテリアから総額約16億円の資金を調達

(2017/09/07)
受賞記事

<寸評>
仮想通貨界隈でブイブイいわせているテックビューロにジャフコが出資。
その際、ジャフコの豊貴伸一社長が「テックビューロは、驚くほど多くの風評被害を受けていました。JAFCOはあらゆる検証を行った結果、それらの風評が事実無根であることを確認しました」というコメントを掲載。
上場直前に取り消したZMPややまもといちろう砲で砕け散ったアブラハム・プライベートバンクにも出資の実績があるジャフコが、どのような理由で風評が事実無根であると確認したのか興味深い。

★★★★サイバーステップ
新株予約権(有償ストック・オプション)の発行中止に関するお知らせ(2017/09/20)

受賞記事

<寸評>
株価が下がりすぎたサイバーステップがストック・オプションをやる旨味が消えたので中止を発表。
ノーカンにした後に、旨味がある株価でストック・オプションを改めて実施。
この市場参加者をバカにしたスタイルがたまらない。
1月には社長が出し忘れた1年半前の大量保有変更報告書の提出を引き金にストップ安。
4月には創業者が出し忘れた2年前の大量保有変更報告書を提出。
そのスタイルは終始一貫しているといえるでしょう。  
クソ株セクター期待の星。

(このIRがすごい!上場企業2017(後編)につづく)

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